ちょっといいもの-映画好き?
「パッチアダムス」の感想

 かなりよくなかった?笑いあり、涙あり、感動ありと盛りだくさんな映画だったよ。(最後のおち(ケツ)も面白かったしね。)

 泣けたのは、末期の老人たちの最後の夢をかなえてあげようとした場面(サファリとスパゲッティーね)。あれはまじできた。死をさけるのではなく、生を高めるっていうのは、ほんとその通りだと思う。長く生きることより、生きている間に何をするかのほうが重要なんじゃないかなあ。

 最近友達のおばさんが病気になって、その関係から病院の医者とか看護婦とかのひどい話しをいろいろ聞いたんだけど、パッチほど患者の親身になっている人たちって、どのくらいいるんだろう?医学に対する考えも見直さなきゃいけないね。(ありえないレベルまで進歩する科学も含めて。)

 もちろん、ちゃんと医学の道を邁進している人もいるだろうから、そういう人はほんとがんばってほしい。あと受験生で医学部志望の人もいるだろうけど、ぜひ見て欲しいね。みんな最初は人間愛にあふれて志すんだろうけど、過酷な現状や体制に負けて、志を失ってっちゃうんだろうから。これは医学だけに限らない、人間に生き方の問題だね。

 あと僕がもう一つ考えさせられたのは、人間の対話の問題。ほんとうに人と人とが向き合って対話をするのって、ほんと難しいよね。でもそれができないから、常識では考えられないような犯罪も起こるのだと思う。

 僕は人と話しをするのがすごい好きなんだけど、大人数の中でしゃべったり笑いをとるのは得意だけど、1対1の対話ってのはまだまだだなあって感じる。いかに人の話しをちゃんと聞き、相手にもちゃんと向き合った言葉を返せるか。そういう対話の力って難しいけど、ほんと大切だと思う。これからも勉強勉強。

 ひさしぶりに感動する映画を見ました。星4つ。