↑予備校を探すのに便利なサイト!↑ |
がんばれ大学受験生-タイプ別アドバイス!
|
浪人生は、いろいろな面で大変なことが多いと思う。でも、浪人時代ほど、自分の将来を真剣に考えることができる時はないから、本当に貴重な時期とも言える。もちろん、自分のしたいことを将来できるようになるためには志望校合格が必要だから、しっかりと勉強して、今年こそ望んだ結果を出さないといけない。 そこでこのページでは、浪人生全般へのアドバイスを書くよ。タイプ別のもあるので、自分のタイプのものと合わせて読もう!両方でセットになるように書いてあるからね。
<ポイント> |
<浪人生全般へのアドバイス> |
---|
浪人生のみんな、受験勉強うまくいっているかな? 浪人生って周りからのプレッシャーもあるし、自分自身へのプレッシャーも大きいから、なかなかつらい立場だよね。せっかく1年間余計に勉強するわけだから、昨年度よりもいい大学に合格したくなるのが自然だし、回りもそれを期待しちゃうからね。だから、そのプレッシャーからは逃れることはできないんだ。 でも、プレッシャーがあるからこそ、自分を高めることができるとも言える。プレッシャーに押しつぶされて自分を見失ってしまうか、プレッシャーを吹き飛ばすために前に進もうとするかで、大きく道が分かれるんだ。これは受験に限らず、人生全般においても当てはまる。その意味では、大学受験にどう取り組むかは、自分の生き方をも問われていると言えるんだ。大げさではなくてね。もちろんみんなは、後者を選ぶよね。これは口で言うほど簡単ではないけれど、もがきながらも前に進んでいけば、自分が進むべき道は必ず開けるよ! だからこの1年間は、君達にとって貴重な時間になるはず。僕も1浪したけど、その時の経験がなかったら、今の人生は全く違ったものになってると思う。一番一生懸命勉強したのは浪人生のあの1年間だったし、自分の将来を真剣に考えたのもあの1年間だった。今の僕の基礎を作ったのは浪人時代だったと思えるほど、貴重な時期だった。だからみんなにも、将来振り返った時に「貴重な1年間だったな!」って思えるような充実した時を過ごして欲しいんだ! とは言ってもやはり、志望校に受かるか受からないかでは、雲泥の差があることは否めない。過程はもちろん大事だけど、結果を伴った過程の方がいいに決まってるからね。だから、今年1年間がんばった成果を、志望校合格という形でみんなには示して欲しい。そうすれば、充実度は倍増するからね。そして、その望んだ通りの結果を出せるかどうかは、全て君達の大学受験に対する取り組み方次第なんだ! 1日中受験勉強をできるのだから、現役生に比べて浪人生は圧倒的に有利なはず。ただし、データ的に見ると、現役生と浪人生の有利不利って、実は思ったほどないんだ。特に難関校では、この傾向が顕著に現れている。じゃあ、なぜこういうことが起こってしまうんだろうか? この理由はたくさんあるのだけど、大きな理由の1つには、自分自身の大学受験に対する取り組みにどこか穴があるため、1年間の長丁場をうまく乗り切れない浪人生が多いことが挙げられる。例えば、「受験までまだまだ時間があるからまだ気合を入れなくてもいいや」と考えて油断しているうちに、気づいた時にはもう手遅れになってしまう人がいる。こういう人は、自分の立場が分かってないので危険。また、「とにかく勉強さえすればいい」と考えて勉強しまくると、最初はいいのだけどそのうち続かなくなり、次第にモチベーションが下がって、学力も落ちてしまう人がいる。こういう人は、自分が大学受験をする意義を考えてないので危険。あるいは、「去年はもうちょっとで志望校に合格だったから、今の実力を少しだけ上げればいい」と考えて、土台固めを疎かにして難しいものばかりをやり、結局去年よりも実力が落ちてしまう人もいる。こういう人は、脳は時間が経てば経つほど以前覚えたものを忘れるということが分かってないので危険。このように、危険なタイプを挙げれば切りがないのだけれど、失敗する人の多くは、どこかに穴があることに気づいていないんだ。 だから、この1年をどのように過ごして本番の試験に向かっていくかを大きな視野でしっかりと考え、それを成し遂げるために今やるべき小さな目標を設定して、それを着実にやっていくことが大事になってくる。つまり、1年間という大きな視点と今という小さな視点とをうまく融合することが、浪人生には必要不可欠だということ。もちろん、現役生にとってもこれは大事だけど、浪人生は1日中自分で時間の過ごし方をコントロールしなければいけないから、特に大事なんだ。これがうまくできないと、望んだ結果を得ることは難しいからね。 また、浪人生活を充実させるには、自分の将来や大学受験をする意義をしっかりと考えることと、志望校合格のための学力をつけるための効率のよい勉強を可能な限りやることの、2つが大事。詳しくは「大学受験で大切な2つのこと」を読んで欲しいけれど、この2つをしっかりとやれば学力も上がるし、大学に入ってからも充実した大学生活を送ることもできる。だから、「今年1年が、今後の自分の人生を決めるんだ!」ぐらいの高い意識を持って、受験生活に臨んでいこう! |
<ポイント> |
---|
上記の<浪人生全般へのアドバイス>を踏まえて、ここからは特に重要なポイントを4つに分けて説明するね。
どこを志望校にするかは各自の自由だし、何をもっていい学校と考えるかはいろいろな尺度があるので一概には言えない。それでも、浪人生のみんなには特に、世間的に言う高いレベルの志望校を設定し、そこに合格して欲しい!いい大学に入るだけでは意味がないけれど、やはりいろいろな面で今後が有利になることは否めないからね。 浪人生の場合はせっかく1年間みんなより多く勉強するのだから、その分余計にいい結果を出すべき。定員割れに限りなく近い今、大学を選ばなければ勉強しなくても入れる。浪人したのに高い志望校にこだわらないなら、浪人せずに現役の時に入っておけばよかったということになってしまう。だからこそ、浪人生のみんなには、今年度の終わりには、「1年遠回りしたけど、その分いい学校には入れたから結果的に成功だったな」と思えるようにして欲しい。そして、これができるだけの可能性が、浪人生にはあるんだ。 現役と浪人にはあまり有利不利がないと書いたけど、これは取り組み方が変わらなければという話であって、しっかり大学受験に取り組むことができれば、1日中受験勉強だけをすることができる浪人生が有利なのは間違いない。しかも現状の受験制度では、4月の時点でたとえ学力的にゼロに近かったとしても、一日中勉強できる浪人生ならば、どんな大学でも受かることは可能なんだ。事実、僕が今まで教えてきた浪人生のクラスでも、4月の時点では基礎や標準クラスにいた生徒が学力をぐんぐん上げて、受験本番でははるかに高レベルの大学に受かっているからね。また、志望を高く持ち続けることで、1年間モチベーションを切らさずにがんばり抜くことも可能になる。 だから、昨年度の結果やその時点での実力には関係なく、浪人生の初めには志望校を再考しよう。そして、現時点では夢みたいに思える程の難関校であっても、自分が本当に行きたい学校ならば、そこを志望校にしよう!そして、その夢を実現するんだという強い意志を持ち続けよう!!これが、志望校合格への最低条件になるからね。
どんな受験生であっても、大事なのは受験本番で何点取れるかだから、それまでに受ける模試の偏差値はいくら高くても意味がない。ただし、模試の偏差値が結果に結びつきやすいのも事実ではある。なので浪人生は、早めに模試の偏差値を上げるように心がけよう! よく現役生は、追い込みがしやすいって言われる。これは、現役生の場合は一般に、受験勉強を始めた当初の学力が低いから、最初の方に受ける模試の偏差値が出にくいけれど、それでもあきらめずに勉強を続けた人だけが学力を一気に伸ばすので、結果的にそう言われるだけ。だから浪人生だって、最初の学力が低い人は、現役生と同じように、長期的な視野に立った追い込み作戦は有効ではある。 ただし、これには多大なリスクが伴う。特に浪人生の場合は、模試の結果が上がらないと、精神面で受けるプレッシャーが大きくなりやすい。その結果、自分の可能性を信じられず、学力が上がりきらないということがよくある。それを避けるためにも、早めにある程度の結果を出しておきたいんだ。できるだけ早めに早めに勉強計画を実行し、後期の初めぐらいの時点では、合格圏内(志望校の偏差値よりも10点以内まで)には上げておこう!もちろん、もっといいに越したことはないよ。思った以上に上がれば、当初の志望校よりも高いレベルの学校を狙うこともできるからね。逆に、最初の学力が低かった人など、その時点では厳しいというならば、もう少し計画を後ろ(冬休みぐらいまで)にしてもいい。とにかく、早めに学力を上げて、精神的にも余裕を持てる状態を作っておこう。 とは言っても、もし偏差値が上がっても、慢心してはいけない!例えば、浪人が決まった危機意識から一生懸命勉強し、前期の模試を受けると、結果が思った以上にいい時がある。ここで慢心して手を緩めると、追い込んでくる他の受験生達にどんどん抜かれ、受験本番の結果は最悪・・・という悪いパターンがある。ここで注意しなければいけないのは、浪人生は前年度の受験前の偏差値よりも、前期に受けた模試の偏差値の方が良くなって当然だということ。学力が高かった合格者達が抜け、まだ学力が低い現役生が混ざってくるのだから、極端に言えば何も勉強しなくても偏差値は上がって当たり前なんだ。それを知らずに、偏差値が上がったことにいい気になってしまうのは、愚の骨頂だからね。偏差値はあくまで目安だということも忘れず、効果的に模試を活用しよう!
浪人生は、現役生に比べ、高校がない分、不規則な生活になりがち。その結果、体調を崩す危険性が高いんだ。健康状態が悪いのに、勉強の能率が上がるわけがない。だから、体調管理には十二分に注意しよう! まず、できる限り規則正しい生活をしよう。予備校生は、授業を中心にした生活カリキュラムを作るといい。家で勉強する人は、図書館に行くなどして生活に張りを持たせ、あまりこもりっきりにならないようにね。あと、睡眠と栄養はしっかりと取ること。勉強したことを長期記憶にするためにも、6時間は睡眠を取るべきだし、脳の働きをよくするためにも、しっかり3食取ることが大事だよ。 体と同じぐらいぐらい大事なのが精神面。僕自身も経験があるんだけど、勉強ばっかりしていると、いらいらしたり、不安になってしまったりすることがよくある。現役生に比べてプレッシャーも高いしね。でも、冷静でいることが必要。そうでないと、勉強の効率が上がらないからね。だから、心の健康にも十二分に気を配ろう! まず、精神面を保つには、自信を持つことが大事。だから何よりもまず、これだけやったんだから大丈夫という自信がつくくらい、一生懸命勉強しよう。そうすれば学力も上がりやすいから、それが自信にもつながる。ちなみに、2で書いた早めに偏差値を上げることも、この自信をつながるからだったんだ。また、精神面を保つには、息抜きも大切。勉強ばかりしてると気がめいってくるし、たまの息抜きが勉強の効率を上げることにもつながるからね。もちろん、勉強に支障が出たら本末転倒だから、できるだけ短時間で気分をリフレッシュできる自分に合った息抜きをしよう。そうすることで、リラックスする時と勉強する時とのメリハリをつけて、集中力を高めようね。
4.勉強だけの1年に終わらないこと! 浪人生にとって大事なのは、あくまで受験勉強。もちろん息抜きや休憩も大事だけど、そういった生活面も全て受験勉強のためにするぐらいじゃないと、難関校はまず受からない。だから、勉強をすることが大事なのは言うまでもない。 でも、せっかくいい意味でも悪い意味でも1年間という時間をもらったんだから、みんなにはこの1年間を、自分のことを見つめ直す1年間にして欲しい!今までのことや将来のこと、友達や家族のこと、世の中のことなど、生きている中で時にはいろいろ考えてみることも必要な時がある。大学受験は今後の人生を大きく左右する岐路でもあるのだから、まさにこのいろいろなことを考えるべき期間なんだ。 受験勉強ばっかりしていると、つい自分の殻にこもりがち。これでは、もし受かったとしても、精神的に参ってしまう。また、大学や将来にやりたいことが全くないと、モチベーションが上がらないから学力も上がりにくいだけじゃなく、せっかく苦労して合格した大学で、何も学べないという事態にもなりかねない。この1年間を自分にとって意味のある回り道にするためにも、勉強だけの1年間じゃ悲しいよ。僕も今思うと、浪人の1年っていろんなことをゆっくり考えられるいい期間だった。だからみんなにも、今年1年間は、受験教科の勉強だけじゃなく、いろいろなことを学んで欲しい!それが、大学以入学降やもっと後に続く人生につながってくるからね。
|