↑自由英作文対策に、無料のメールサービスで語彙力アップ!!↑ |
がんばれ大学受験生-英語の過去問分析データベース
|
このページでは、慶應義塾大学−経済学部 2005年度の英語を僕なりに分析したものを公開します。過去問利用の時に、参考にしてね!
|
<データ> |
---|
制限時間−100分 配点割合−200/420点 合格最低点−A方式(英・数・小論) 244点(約58%)…英語−116点 B方式(英・数・地歴) 279点(約66%)…英語−133点 *採点形式が特殊なので、募集要項の注意書きを要チェック! |
<時間配分と解く順番> |
---|
〔1〕7分 〔2〕8分 〔3〕30分 〔4〕20分 〔5〕25分 〔見直し〕10分 〔2〕→〔1〕→〔3〕→〔5〕→〔4〕 *本来であれば一番長い読解問題である〔3〕を最後に回すべきだろうが、前半部で点数を落とすと後半が採点されないことを考え、先に手をつけておいた方がよい。 |
<大問別分析> |
---|
〔1〕 会話
A 空所補充×4 ☆☆ *会話問題だが、Aは文法などの知識を問う問題。慶應志望なら全問正解したいところ。Bの強勢は少し紛らわしいものもあるが、センターの第1問のBをしっかりと対策しておけば十分できるレベル。このような知識問題は落とせない。苦手な人は普段からしっかりと知識力アップに励もう。
*間違えの数が決まっていない分難しいが、間違いのレベル自体は高くなく、要は気づくかどうか。苦手な人は、誤文問題を集め、間違いの根拠をしっかりと探して解く勉強を数多く行うことが大事。
難易度−☆☆☆☆ 内容度−☆☆☆☆ 勉強度−☆☆☆
A 内容一致×5 ☆☆☆☆ *時事ニュースなので英語や内容自体が難しいわけではないが、文章の長さがあるので、ただ読んでいると文章の要旨を忘れ、その結果Aのような内容一致を解くのが不正確で、遅くなってしまう。段落ごとの要旨を踏まえた読み方が大事。道路の開発のメリットとデメリットの2つに分けて読むと分かりやすくなる。
難易度−☆☆☆ 内容度−☆☆☆☆ 勉強度−☆☆☆☆
1 内容把握×4 ☆☆ *設問1を先にしっかりと読み、会話全体のトピックを予想しつつ、答えを探さないといけない4つのポイントをしっかりと抑えておくこと。それをしっかりと踏まえてから、4人それぞれの主張の同じ点と違う点に注意して読み進めれば、答えの根拠となるポイントは容易に見つかるはず。できれば全問正解したいところ。問題は設問2と3。注意書きが多く、答えが制約されるので、普段から同意表現を英語で覚えておくことが大事になってくる。
*問題設定が面白く、さすが慶應の経済学部と思えるような問題。大学受験の自由英作文としては相当にレベルが高いので、しっかりとした対策が必要。問題に指定されている書く上での注意は、自由英作文を書く際の基本的なことばかりなので、注意がなくても守らなければならないポイント。また、英文を書き始める前に、しっかりと文章構成を考えてから書くことも大事。5つのポイントの中から一番書きやすい2つを探し、できるだけ論旨展開が明快な英文を書こう。 |
<問題全体のポイント> |
---|
いろいろな分野の問題が出されているので、総合的な英語力が必要な問題。ライティングも含め、普段からいかに全体的な視野からバランスのよい英語力をつけるような勉強をしているかが問われるので、実力がもろに点数に反映される問題と言える。まず大事なのは、前半の〔1〕〜〔3〕のマーク問題でしっかりと点数を稼ぐこと。問題レベルは低くはないが、後半の記述問題で点数が下がることが予想されるため、前半が7割を切るようでは、慶應の経済レベルに合格することはまず不可能と言える。後半部分を採点してもらうためにも、前半は落とせない。〔1〕と〔3〕は他の学校や学部でもよくある普通の問題なので、対策のポイントとなるのは〔2〕の誤文指摘問題。間違い探し問題は難関校で出題が増えており、苦手としている受験生が多い問題なので、しっかりと対策すれば有利になることは間違いない。後半の記述問題はレベルが高い。英語で書くことを要求される問題が多いので、英作文の勉強が有効になる。私大志望者は対策がおろそかになりがちなので、計画的にできるだけ早い段階から英作文対策を行おう。自由英作文の対策はもちろんしなければいけないが、文レベルの表現力をつけるために、通常の和文英作文の勉強から始めるとよい。 |